4. つみたて投資枠のおすすめ投資信託10選

つみたて投資枠での投資信託選びは、運用成績やコストを考慮することが重要です。ここでは、投資初心者にとって特におすすめの投資信託を10本ご紹介します。これらのファンドは、信託報酬が低く、リスク管理がなされている商品を中心に選定しました。
4.1. 全世界株式に投資するおすすめファンド
1. eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
- 信託報酬: 0.05775%
- 概要: MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに連動し、世界中の株式に幅広く投資します。コストパフォーマンスと分散投資が魅力です。
2. 楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド
- 信託報酬: 0.1%程度
- 概要: FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動し、先進国株式だけでなく新興国株式にも投資。国際分散の面で優れています。
3. SBI・全世界株式インデックス・ファンド
- 信託報酬: 0.0938%
- 概要: 全世界の株式を網羅したファンドで、長期的な資産増加を狙いたい方に最適です。
4.2. 米国株式に特化したおすすめファンド
4. eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
- 信託報酬: 0.09372%
- 概要: S&P500指数に連動し、米国の主要な500社に投資。米国市場の成長を取り込むことができます。
5. SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
- 信託報酬: 0.0938%
- 概要: 米国の全ての上場株式に投資するファンドで、さまざまな業種に分散投資が可能です。
6. ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)
- 信託報酬: 0.154%
- 概要: 株式の他、債券にも投資を行うバランスファンドで、安定した運用を目指します。
4.3. その他おすすめファンド
7. DCニッセイワールドセレクトファンド(債券重視型)
- 信託報酬: 0.154%
- 概要: 主に国際債券に投資し、リスクを抑えつつ安定した収益を目指します。リスク回避志向の方におすすめです。
8. 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
- 信託報酬: 0.1%程度
- 概要: 世界中の株式に広く投資し、安定したリターンを期待できます。初心者にも取り組みやすい商品です。
9. SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド
- 信託報酬: 0.063%
- 概要: 世界中の株式市場に幅広くアクセスできるファンド。コストの低さが魅力です。
10. 楽天・米国株式インデックス・ファンド
- 信託報酬: 0.1%程度
- 概要: 米国市場に特化し、成長期待の高い米国株式に投資。米国経済の発展を享受できます。
これらの投資信託は、つみたて投資枠での資産形成を助けるために選定されており、それぞれの特徴やリスクを理解しながら投資を行うことが重要です。各ファンドの最新情報を確認し、投資を進めていきましょう。
5. 投資信託の選び方と注意点

投資信託は、多くの投資家にとって資産運用の有力な選択肢ですが、いくつかの重要なポイントを押さえて選ぶ必要があります。以下では、投資信託を選ぶ際の注意点と具体的な選び方をご紹介します。
5.1 投資信託の基本を理解する
まず、投資信託とは何かを理解することが重要です。投資信託は、多数の投資家から集めた資金をプロのファンドマネージャーが運用し、投資対象に応じたリターンを狙います。投資先は株式や債券、不動産など多岐にわたります。初心者は、どのようなリスクとリターンが期待できるのかを考慮する必要があります。
5.2 投資対象を考える
選ぶ際の第一歩は、どのような投資対象に興味があるかを決めることです。国内株式や海外株式、バランス型など、さまざまな種類があります。この選択によって、期待リターンやリスクが変わります。たとえば、
- 国内株式型:それほどリスクは高くなく、日本経済に連動しやすい。
- 先進国株式型:リターンが高いが、為替リスクが伴う。
- 新興国株式型:高リターンが期待できるが、それ相応のリスクもある。
5.3 信託報酬を確認する
信託報酬は、投資信託を保有している間にかかるコストです。これが高いと、長期的なリターンに大きな影響を与えるため、できるだけ低い商品を選ぶことが望ましいです。信託報酬が年率0.2%を下回る銘柄は特に好まれます。低コストの商品を選ぶことで、手数料分の損失を抑えることができます。
5.4 純資産総額を確認する
純資産総額は、ファンドが持っている総資産のことです。大きな純資産を持つファンドは、運用コストが低く抑えられる可能性が高く、安定的な運用が期待できます。一方で、純資産が小さすぎる場合は、運用が不安定である可能性があるため、100億円以上の規模を持ったファンドを選ぶのが理想的です。
5.5 リスクを把握する
リターンだけでなく、リスクも考慮することが重要です。最大下落率や価格変動の程度をしっかりと把握し、どの程度のリスクを受け入れられるかを自分自身で理解しておきましょう。例えば、最近の価格がどの程度で下落したかを調べ、リスクの許容範囲を見極めることが大切です。
5.6 資産の分散を心がける
投資信託選びでは、資産の分散も非常に重要なポイントです。特定の銘柄や資産クラスに偏った投資を行うと、リスクが増大します。異なる地域、資産クラス、産業に投資することで、リスクを大幅に軽減することができます。
これらのポイントを踏まえて、自分にとって最適な投資信託を選ぶことが大切です。選んだファンドが本当に自分の投資スタイルや目標に合うかどうかをしっかり考慮し、長期的な視点で投資を行いましょう。
まとめ
新NISAは、長期的な資産形成において有効な制度であり、その活用を検討する価値は十分にあります。
証券会社の選択、投資信託の選定、リスク管理など、投資を始める前に押さえておくべきポイントが多数ありますが、これらの情報を参考にすることで、新NISAをより効果的に活用できるでしょう。
投資初心者でも大丈夫。まずは自分のリスク許容度を把握し、適切な投資商品を選んでいくことが重要です。新NISAを有効活用して、着実に資産を形成していきましょう。
よくある質問
新NISAとはどのようなものですか?
新NISAとは、2024年から始まる個人向けの投資制度で、投資による利益に対して税金がかからない仕組みです。旧NISAよりも投資枠が大幅に拡大され、株式、投資信託、ETFなど、様々な投資商品を選択できるのが特徴です。
新NISAの最大のメリットは何ですか?
新NISAの最大のメリットは、投資による利益が非課税となる点です。税金の影響を気にすることなく、より効率的な資産形成が可能になります。また、投資枠の拡大によりより多くの資金を非課税で運用できるようになりました。
新NISAを始める際におすすめの証券会社はどこですか?
おすすめの証券会社としては、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、auカブコム証券、松井証券などが挙げられます。手数料の安さ、使いやすさ、サポート体制の充実など、それぞれの特徴を理解し、自分のニーズに合った証券会社を選ぶことが重要です。
新NISAでどのような投資信託が人気ですか?
新NISAで人気の高い投資信託としては、日経平均高配当利回り株ファンド、iFreeNEXT FANG+インデックス、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)などが挙げられます。利回りの高さや成長性、リスク特性などを考慮して選ばれています。
