はじめに

AI関連株に投資したいと思っても、最初に悩むのは「どの銘柄を見ればいいのか」です。

NVIDIA、AMD、SMCI、Vertiv、Palantirなど有名銘柄はありますが、AIテーマはそれだけではありません。
AIサーバー、AI電力、AI冷却、データセンター、AIネットワーク、防衛AIなど、資金が流れる場所はどんどん広がっています。

そこで役立つのが、TradingViewのスクリーナー設定です。

TradingViewのStock Screenerは、時価総額・出来高・パフォーマンス・テクニカル・財務指標など、複数条件で株式を絞り込めるツールです。公式ヘルプでも、フィルターや列を追加して銘柄を探せる機能として説明されています。(TradingView)

この記事では、TradingView初心者向けに、AI関連株を発掘するためのスクリーナー設定、出来高急増株の見つけ方、Relative Volumeの使い方、注意点までわかりやすく解説します。

※本記事は投資判断の参考情報であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。


1. TradingViewスクリーナー設定とは?

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TradingViewスクリーナーの基礎知識

TradingViewスクリーナーとは、株式を条件で絞り込むための検索ツールです。

たとえば、米国株の中から、

  • 出来高が多い銘柄
  • 時価総額が大きい銘柄
  • 直近で上昇している銘柄
  • 50日移動平均線を上回っている銘柄
  • AI関連セクターに属する銘柄
  • Relative Volumeが高い銘柄

などを探すことができます。

TradingView公式ページでも、Stock Screenerは出来高、時価総額、配当利回りなどを使って、上昇率上位・ボラティリティの高い株などを探せるツールとして紹介されています。(TradingView)

初心者向けに言うと、TradingViewスクリーナーは「米国株の中から条件に合う銘柄を探す検索エンジン」です。

なぜAI関連株探しにスクリーナーが重要なのか

AI関連株は、ニュースや決算で急に動くことがあります。

たとえば、

  • NVIDIAの決算が強い
  • AIサーバー需要が拡大する
  • データセンター投資が増える
  • 電力会社がAIデータセンター契約を結ぶ
  • 液冷関連企業が注目される
  • 防衛AI契約が発表される

こうした材料が出ると、関連銘柄の出来高が急増することがあります。

手作業で全銘柄を見るのは不可能です。
だからこそ、TradingViewスクリーナーを使って条件で絞り込むことが重要です。

初心者が知っておくべきポイント

TradingViewスクリーナー設定で初心者が最初に意識すべきなのは、完璧な銘柄を探すことではありません。

大事なのは、候補銘柄を効率よく絞ることです。

最初に見るべき項目は以下です。

項目目的
Market Cap極端な小型株を避ける
Volume売買が活発な銘柄を探す
Relative Volume通常より注目されている銘柄を探す
Performance上昇トレンドを確認する
SectorAI関連テーマに近い分野を探す
Moving Averageトレンドの方向を確認する

AI関連株を探すなら、株価だけではなく、出来高+テーマ+トレンドをセットで見ることが大切です。

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2. なぜ今TradingViewスクリーナーでAI関連株を探すべきなのか

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市場拡大

AI関連株の範囲は、年々広がっています。

以前はAI関連株といえば、NVIDIAやAMDのような半導体株が中心でした。
しかし今は、AIを動かすためのインフラ企業にも注目が集まっています。

主な分類は以下です。

分野代表銘柄例
AI半導体NVIDIA、AMD、Broadcom
AIサーバーSMCI、Dell、HPE
AI冷却Vertiv、Johnson Controls
AI電力Constellation Energy、Vistra
データセンターEquinix、Digital Realty
AIソフトPalantir、C3.ai
AIネットワークArista Networks、Cisco

このようにAI関連株は複数セクターに広がっています。

Technologyだけを見ていると、電力株や冷却関連株を見逃す可能性があります。
TradingViewスクリーナーを使えば、セクターをまたいでAIテーマの候補を探せます。

テーマ性

AI関連株は、テーマ循環が起きやすいです。

最初はNVIDIAのような半導体株に資金が集まり、次にAIサーバー、データセンター、電力、冷却、ネットワークへ資金が流れることがあります。

つまり、

AI半導体

AIサーバー

データセンター

AI電力

AI冷却

AIネットワーク

AIソフト

というように、注目テーマが広がっていきます。

TradingViewスクリーナーを使うと、このテーマ循環を出来高や上昇率で確認しやすくなります。

機関投資家資金流入

AI関連株で大きな値動きが起きるときは、機関投資家の資金が入っているケースがあります。

もちろん、個別の機関投資家の売買をリアルタイムで完全に把握することはできません。

しかし、以下のような動きは資金流入のヒントになります。

  • 出来高が急増している
  • 株価が高値を更新している
  • Relative Volumeが高い
  • 決算後に大陽線が出ている
  • 50日移動平均線を上抜けている
  • セクター全体が上昇している

TradingView公式ヘルプによると、Relative Volumeは出来高を過去10期間の平均出来高で割って計算されます。つまり、通常と比べてどれだけ売買が増えているかを見る指標です。(TradingView)

AI関連株の初動を探すなら、Relative Volumeは非常に重要です。

今後の成長期待

AI関連株は今後も新しいテーマが出てきます。

たとえば、

  • AI電力不足
  • AI冷却・液冷
  • データセンターREIT
  • 防衛AI
  • 自動運転AI
  • AIロボティクス
  • エッジAI
  • AIネットワーク

などです。

こうしたテーマは、検索需要が大きくなる前に、株価と出来高に変化が出ることがあります。

その意味で、TradingViewスクリーナーは「まだ注目されていないAI関連株」を探すための武器になります。

まずは無料でTradingViewを使ってみよう。実際に触ってみることで、

何が足りないのか」「どこが便利なのか」がはっきり見えてきます。

無料版でも基本的なチャート分析は十分可能です。その上で、

  • アラートが足りない
  • チャートを複数表示したい
  • 分析を効率化したい

と感じたタイミングで、有料プラン(Premium)を検討するのが最も失敗しない選び方です。

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3. AI関連株を発掘するTradingViewスクリーナー設定

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基本設定

まずは、初心者向けの基本設定です。

TradingViewのStock Screenerを開いたら、以下のような条件から始めると使いやすいです。

設定項目目安
MarketUnited States
ExchangeNASDAQ / NYSE
Market Cap10億ドル以上
Price5ドル以上
Volume100万株以上
Relative Volume1.5以上
Performance 1 Weekプラス
Performance 1 Monthプラス
SectorTechnology / Industrials / Utilities / Real Estate

この設定にすると、極端な低流動性銘柄や危険な小型株をある程度除外しながら、資金が入っている米国株を探しやすくなります。

TradingView公式ヘルプでは、スクリーナー上部のフィルターメニューから「+」ボタンまたはShift+Fでフィルターを追加できると説明されています。(TradingView)

AI半導体株向け設定

AI半導体関連株を探すなら、以下のような設定がおすすめです。

設定項目目安
SectorTechnology
IndustrySemiconductors
Market Cap100億ドル以上
Volume100万株以上
Relative Volume1.2以上
Performance 1 Monthプラス
Price above SMA50Yes

候補になりやすい銘柄は、

  • NVIDIA
  • AMD
  • Broadcom
  • Arm
  • Marvell
  • Micron

などです。

半導体株は値動きが大きいため、出来高だけでなく、50日移動平均線や200日移動平均線との位置関係も確認しましょう。

AIサーバー株向け設定

AIサーバー関連株を探すなら、TechnologyだけでなくComputer HardwareやTechnology Hardware周辺も見ます。

設定項目目安
SectorTechnology
Market Cap20億ドル以上
Volume100万株以上
Relative Volume1.5以上
Performance 1 Weekプラス
Performance 1 Monthプラス
Price above SMA50Yes

候補例は、

  • SMCI
  • Dell
  • HPE
  • Cisco

などです。

AIサーバー株は、NVIDIAのGPU供給、データセンター投資、決算ガイダンスで大きく動きやすいです。

AI電力株向け設定

AI電力関連株を探す場合は、TechnologyではなくUtilitiesやIndustrialsを見ます。

設定項目目安
SectorUtilities / Industrials
Market Cap50億ドル以上
Volume100万株以上
Relative Volume1.2以上
Performance 3 Monthプラス
Price above SMA200Yes

候補例は、

  • Constellation Energy
  • Vistra
  • NRG Energy
  • NextEra Energy
  • GE Vernova
  • Eaton
  • Quanta Services

などです。

AI電力株は、AIデータセンター契約や電力需要予測で動くことがあります。
半導体株とは違うセクターを見ることで、まだ気づかれていないテーマを拾いやすくなります。

AI冷却株向け設定

AI冷却関連株は、IndustrialsやBuilding Products、Electrical Equipment周辺を見ます。

設定項目目安
SectorIndustrials
Market Cap20億ドル以上
Volume50万株以上
Relative Volume1.3以上
Performance 1 Monthプラス
Price above SMA50Yes

候補例は、

  • Vertiv
  • Johnson Controls
  • Eaton
  • Carrier
  • Modine
  • Schneider Electric

などです。

AI冷却株は、液冷需要やデータセンター建設のニュースで急に注目されることがあります。

AIソフト株向け設定

AIソフト関連株を探すなら、SoftwareやApplication Softwareを見ます。

設定項目目安
SectorTechnology
IndustrySoftware
Market Cap20億ドル以上
Revenue Growthプラス
Relative Volume1.5以上
Performance 1 Monthプラス
Price above SMA50Yes

候補例は、

  • Palantir
  • C3.ai
  • Snowflake
  • ServiceNow
  • Oracle
  • Salesforce

などです。

AIソフト株は、高PERになりやすいため、売上成長だけでなく利益率やガイダンスも確認しましょう。

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4. TradingViewスクリーナーで見るべき指標

TradingView 

出来高を見る重要性

AI関連株のスクリーニングで最も重要なのは、出来高です。

出来高が急増している銘柄は、市場の注目を集めている可能性があります。

特に重要なのは、

  • 株価上昇+出来高増加
  • 決算後の出来高急増
  • ニュース後の高値更新
  • 50日平均出来高を上回る動き
  • Relative Volume上昇

です。

ただし、出来高急増には悪材料による売りも含まれます。
出来高が増えた理由を必ずニュースや決算で確認しましょう。

成長性を見るポイント

AI関連株はテーマ性だけで買うと危険です。

必ず業績成長を確認します。

見るべきポイントは以下です。

項目見る理由
Revenue Growth売上が伸びているか
EPS Growth利益が伸びているか
Gross Margin粗利益率が高いか
Operating Margin本業で利益が出ているか
Free Cash Flow現金を生み出しているか
Guidance今後の見通しが強いか

AI関連株は「期待」で買われやすいですが、最終的には業績が重要です。

競争優位性

TradingViewのスクリーナーだけでは、競争優位性までは完全に判断できません。

ただし、以下のようなヒントは見られます。

  • 長期で株価が上昇している
  • 決算後に買われている
  • 売上成長率が高い
  • 利益率が高い
  • 高値更新を続けている
  • セクター内で相対的に強い

そのうえで、企業ごとの強みを確認します。

たとえば、

分野競争優位性
NVIDIAGPU・CUDA・エコシステム
AMDCPU+GPU
SMCIAIサーバー供給スピード
Vertiv電源・冷却インフラ
CEG原子力・安定電力
Palantir政府AI・防衛AI
Equinixデータセンター接続網

TradingView活用法

TradingViewスクリーナーは、以下の流れで使うと効率的です。

  1. AIテーマ別に条件を決める
  2. Stock Screenerで絞り込む
  3. 出来高・Relative Volumeで並び替える
  4. 気になる銘柄をWatchlistに追加する
  5. チャートで50日線・200日線を見る
  6. 決算・ニュースを確認する
  7. アラートを設定する

TradingView公式ヘルプでは、スクリーナーで絞り込んだ銘柄をウォッチリストに移し、さらに分析ツールを使って確認できると説明されています。(TradingView)

また、ウォッチリストアラートを使えば、複数銘柄に同じ条件を設定して通知を受けられます。(TradingView)

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無料版でも分析はできますが、

  • チャート数の制限
  • アラート不足
  • インジケーター制限

こうした部分でストレスを感じるようになります。この問題を一気に解決できるのがPremiumです。

特に「複数銘柄を監視する人」「毎日チャートを見る人」には、環境が大きく変わります。

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5. TradingViewスクリーナー設定のリスクと注意点

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ボラティリティ

AI関連株は値動きが大きいです。

特に、出来高急増株やブレイクアウト銘柄は短期的に大きく上昇する一方、急落もあります。

スクリーナーで見つけた銘柄をすぐ買うのではなく、必ずチャートと決算を確認しましょう。

市場競争

AI市場は成長していますが、競争も激しいです。

NVIDIA、AMD、Broadcom、Google、Microsoft、Amazon、Palantir、Databricksなど、多くの企業がAI市場を狙っています。

「AI関連」というだけで勝てるわけではありません。

金利リスク

AI関連株には高成長株が多く、金利上昇に弱い傾向があります。

金利が上がると、将来利益の価値が下がり、高PER銘柄は売られやすくなります。

特にAIソフト株や高成長半導体株は注意が必要です。

決算リスク

AI関連株は期待が高いため、決算で失望されると大きく下落することがあります。

確認すべきポイントは以下です。

  • 売上成長率
  • 利益率
  • ガイダンス
  • 受注残
  • AI関連売上
  • 顧客数
  • キャッシュフロー

スクリーナーで条件に合っていても、決算内容が悪い銘柄は慎重に見る必要があります。

テーマ失速リスク

AIブームが調整すると、AI関連株全体が売られることがあります。

特に短期間で急騰した銘柄は、利益確定売りが出やすいです。

TradingViewスクリーナーは強力なツールですが、万能ではありません。
最後は、業績、ニュース、チャート、リスクを総合的に判断することが重要です。

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まとめ

まとめ

TradingViewスクリーナー設定を使えば、AI関連株を効率よく探せます。

特に、AI関連株はテーマが広がっており、半導体だけでなく、AIサーバー、AI電力、AI冷却、データセンター、AIソフトにも資金が流れる可能性があります。

初心者におすすめの基本設定は以下です。

設定項目目安
MarketUnited States
Market Cap10億ドル以上
Price5ドル以上
Volume100万株以上
Relative Volume1.5以上
Performance1週間・1カ月でプラス
Trend50日線・200日線より上

AI関連株を探す流れは、

  1. テーマを決める
  2. スクリーナーで条件を設定する
  3. 出来高急増銘柄を探す
  4. Watchlistに入れる
  5. チャートで確認する
  6. 決算・ニュースを見る
  7. アラートを設定する

です。

TradingViewを使えば、NVIDIA以外のAI関連株や、まだ注目されていないAIインフラ関連株を見つけやすくなります。


FAQ

Q1. TradingViewスクリーナーとは何ですか?

TradingViewスクリーナーは、株式を条件で絞り込むための検索ツールです。時価総額、出来高、パフォーマンス、テクニカル指標、財務指標などで銘柄を探せます。

Q2. AI関連株を探すおすすめ設定は?

MarketはUnited States、時価総額10億ドル以上、価格5ドル以上、出来高100万株以上、Relative Volume1.5以上、50日移動平均線より上を目安にすると探しやすいです。

Q3. Relative Volumeとは何ですか?

Relative Volumeは、現在の出来高を過去の平均出来高と比較する指標です。TradingView公式では、出来高を過去10期間の平均出来高で割って計算すると説明されています。(TradingView)

Q4. TradingViewスクリーナーだけで投資判断できますか?

できません。スクリーナーは銘柄候補を探すためのツールです。最終判断には、決算、ニュース、業績、バリュエーション、チャート確認が必要です。

Q5. 初心者はどのAI関連株をウォッチリストに入れるべきですか?

まずはNVIDIA、AMD、SMCI、Vertiv、Palantir、Constellation Energy、Broadcom、Arista Networks、Equinix、Digital Realtyなど、AIインフラとの関係がわかりやすい銘柄から見るのがおすすめです。


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